
パソコンの起動が遅いというのは、ソフトウェアとハードウェアが関わって起きる「よくある」トラブルのひとつです。下記に挙げる5つのポイントのうちの1つが原因だったり、いくつかが重複していたりということも考えられます。パソコンの動作が遅い場合に思い当たる原因や対処法についてご紹介します。 |
パソコンの起動が遅いときのチェックポイント5選
- Windows Update(ウィンドウズアップデート)が起動して、更新プログラムのチェックやインストールが始まっている
- パソコン起動時にウィルス対策ソフトなどの常駐アプリが同時に起動して影響している
- ハードディスク内の不要なファイルが増えている、もしくはデータの断片化が起きている
- 自動メンテナンスがスケジュールされていて、システムチェックやソフトウェア更新などをおこなっている
- コンピューターウィルスやスパイウェアに感染し、不可解な動作をおこなっている
Windows Update(ウィンドウズアップデート)が起動して、更新プログラムのチェックやインストールが始まっている
パソコンは、定期的に更新ファイルのチェックをおこなっています。更新があった場合はWindows Update(ウィンドウズアップデート)が始まり、パソコンの動作が遅くなりがちです。パソコンの動作が重いと思った際は、Windows Update(ウィンドウズアップデート)の状況をチェックしてみましょう。始まっている場合は、アップデートが終わるまでそのまま使い続けるか、終わるまで待ってみましょう。時間が経てばアップデートが完了し、いつも通りの早さに戻るでしょう。
パソコン起動時にウィルス対策ソフトなどの常駐アプリが同時に起動して影響している
パソコンを起動させて同時に動き出すソフトを「常駐ソフト」と言います。よくある常駐ソフトは、セキュリティ対策ソフトです。パソコンの起動と同時にセキュリティ対策ソフトがウィルスのチェックを始めます。これがパソコン起動直後の動作が重たい原因であることが多いです。
セキュリティ対策ソフトが原因ならば、設定を見直してみましょう。それでも改善しない場合は、他のセキュリティ対策ソフトに変えてみることなども検討したほうがよいかもしれません。
ハードディスク内の不要なファイルが増えている、もしくはデータの断片化が起きている
長年パソコンを使用していると、不要なファイルがたまったり、データの断片化が起こったりしてきます。そのような場合は、「ディスククリーンアップ」や「デフラグ」をやってみましょう。
「ディスククリーンアップ」は、ハードディスク内の不要なファイルを削除します。「デフラグ」の方法は「エクスプローラー」→「PC」→「ローカルディスク」→「プロパティ」→「ツール」の順でクリックしてきます。「最適化」を選んで実行すればおこなえます。
自動メンテナンスがスケジュールされていて、システムチェックやソフトウェア更新などをおこなっている
自動メンテナンスは、ソフトウェア更新やセキュリティチェック、システム診断などをおこなっています。そのため、パソコンにかなりの負荷がかかるので、動作が重くなる原因になります。
Windows10の場合は、初期設定で毎日夜中の2時に自動メンテナンスが開始するようになっています。実行できなかった場合は、パソコン起動時に動作することがあります。すぐに止めたい場合は「メンテナンスの停止」にしましょう。
コンピューターウィルスやスパイウェアに感染し、不可解な動作をおこなっている
これまでの原因をあたってみて該当しない場合は、コンピューターウィルスやスパイウェアかもしれません。最近、ソフトを入れて動作が重くなったなどは怪しいです。ウィルスは常駐ソフト化し、パソコンの動作に負荷をかけるものが多いです。
セキュリティ対策ソフトを実行して、パソコン内をチェックし、駆除しましょう。難しそうな場合は、パソコンに詳しい専門家に相談したりして早めの対処をおすすめします。
パソコンの動作が遅くなるというのは、さまざまな原因が考えられます。原因を見つけて改善するには、ある程度の知識と経験が必要になってきます。
対処法を試しても解消されない場合には、専門家に相談することが一番です。困ったときは一人で悩まずに、パソコンのプロフェッショナルに連絡してみましょう。